自分には何の資格も経験もない
そのような状況で目標を達成することは難しいのではないか。

そんな事はありません。

なぜなら、今置かれている状況は
自分の潜在能力を正確に反映したものではないからです。

皆様はアルフレッド・ノース・ホワイトヘッドという人物をご存知でしょうか。
私がホワイトヘッドのことを知ったのはルー・タイス著『アファメーション』を読み
そこにホワイトヘッドの一文が記されていることで知りました。
そこにはこう書かれています。

哲学者で数学者のアルフレッド・ノース・ホワイトヘッドは、流動的でダイナミックな世界について語りました。彼は、人間が神とともに創造する世界を思い描いていたのです。ホワイトヘッドにとって、創造とは人間の命と同じように進化するプロセスでした。どちらも固定化されることなく、立ち止まりもしません。つねに動いています。

アファメーション P40より引用
著者:ルー・タイス
発行所:フォレスト出版株式会社

誰かに動かされている

「私には能力がない」
「そうなる運命だった」
「私が怠け者なのは私のせいではない」
「私のこの性格は親譲りであり私のせいではない」
「だから仕方がないんだ」

そのほかにも、
自分の人生に責任を持たない
自分自身を現場に固定し、変化させようとしない。

これでは「神や権力者が私の人生を良い方へ導いてくれるのを待ちます」
と言っているのと一緒です。
もう少し現代風に合わせるとしたら、
会社の上司や学校の先生。親、先輩などに人生を委ねているのと一緒なのです。

みずから動く

先程の引用でご紹介したアルフレッド・ノース・ホワイトヘッドの世界とは、
現状は一時的なものであり、新しい現実を自ら築いているということ、
また誰かが変えてくれることを望んだり、
宝くじに当たることを期待せず、
自分の力で変化を生み出す。
これこそがホワイトヘッドの考えている世界と言えます。

人は「持って生まれた」または「持たずに生まれた」
そのどちらかだと信じるように洗脳されています。
「あのスタープレーヤーは持って生まれた才能がある」
テレビでよく聞く言葉ですが、スポーツ解説者が真面目にそう解説していたりします。

テレビ番組でのIQテスト

IQテスト的なもの受けたことがあるでしょうか。
テレビなどでたまにやっていたりしますが、
私も過去にテレビでやっていたIQテストなるものに挑戦したことがあります。
ちなみに、このIQテストからわかったことは、私は「右脳派」だということでした。
もちろん点数も出ていたと思います。
あまり覚えていないのですが、平均レベルだったかと記憶しています。

これはあくまでテレビで放送された内容に対しての結果ですが、
これを権威のある人、
たとえば親や学校の先生に
「あなたのIQは平均くらいだね」と言われてしまったらどう感じるでしょうか
おそらく、多くの方は素直に
「自分のIQは平均なんだな」と受け入れてしまうはずです。
そして、そのような指摘は自分の中で信念に変わってしまいます。

ここでよく考えていただきたいのは、
これらのテストは今まで学んできたものを図るものであり、
これから何を学べるかを測るものではないのです。

過去は一切関係ない

コーチングでは「過去は一切関係ない」とクライアントに伝えますが、
重要なのは「これからの自分」であって
「これまでの自分」ではないのです。
このテストでわかることは、
「これまでの自分」であり「これからの自分」の可能性に関しては
一切入っていないことがお分かりいただけると思います。

もしこのテストを真実だと受け入れてしまうと、
「自分はそのような人間なんだ」と信じ行動するようになります。
その行動が自らの将来の可能性を制限してしまいます。

血液型による性格や行動の裏側

A型の人は几帳面
B型の人は大雑把
血液型による性格の違いは科学的に立証されているわけではないですが、
私の周りでは、血液型の違いによる性格や行動の特性を指摘する人が多くいます。
なぜか私自身、すぐに血液型を当てられてしまうのですが、
もしかしたら、誰かからの言葉により、
そのような言動や行動をとってしまっているのかもしれません。

このように他人が持つ先入観も、
将来の可能性の妨げになるということを覚えておくことが大切です。

他人の持つ先入観

年齢、学歴、民族、肌の色
これらすべてにおいて、将来の可能性において妨げになることはありません。
他人が先入観によりあなたをどう評価しようとも
それはすべて過去の話であり
あなたのこれからについての評価ではありません。

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