子供の頃に誰しもが将来の夢を描いていたと思います。
「野球選手になりたい」
「看護師になりたい」
「宇宙飛行士になりたい」
私も学校で1人に対して1つの将来の夢を書かされた記憶があります。
【目次】
ゴール設定の仕方を考える
中学や高校、大学生大人になってからも
多くの人は大きなゴールを設定する際に
一つの目標を描きます。
「甲子園に出場してプロ野球選手になる」
「ビジネスで成功し独立起業する」
では、「ビジネスで成功し独立起業」というゴールは達成したものの
お金は多く得たが、ビジネス上の競争で周りに恨まれている。
食生活は適当で、飲みに行くことも多く健康面で非常に不安定である。
家族との関係はあまりうまくいっていない。
これでもゴールを達成したと言えるでしょうか。
『過去にビジネスで大成功した社長の今』
という内容のドキュメンタリーを何度も目にし、
そのほとんどが、ビジネス以外での問題を抱えていたという内容のものでした。
ゴールが一つだけの人に起こりがちなこと
たとえばゴールがファイナンス1択になってしまい、
健康や家族、仲間との繋がりや関係性をないがしろにしてしまうと、
“健康を害し仕事ができない”
“家族の支えがなくなり精神的に崩れてくる”
“頼れる人がいない”
これでは、設定していたゴールを達成したとしても
長続きしないことは目に見えています。
健康や家族、社会性や教育、時間など
あらゆる関係性でゴールが成り立ちます。
要するに、ゴールにはバランスが必要だということです。
おそらく多くの方は職業上のゴールにのみ重きを置き
それ以外のゴールを”ないがしろ”にしているのではないかと感じることがあります。
ゴール設定はバランスよく
職業があれば家庭があり、
家庭があれば地域があり
地域があれば社会性が必要になります。
その中に健康や教育、
精神性や時間などもあるはずです。
それ以外にリタイア後のことも考える必要があるでしょう。
このように、職業上のゴールだけでなく、
バランス良くゴールを設定する必要があります。
バランスホイール
ここで必要なのは、バランスホイールという考え方です。
下の図をご覧ください。
絵(バランスの輪)の中にゴールに関連するもの
または、変化させたいと思っているものを記入します。
職業上のゴールの他に、家族のゴール
いつまでも元気でいたいのであれば健康のゴール、
もっと職業の幅を広げたいのであれば教育のゴールなど
人生のあらゆる方向にまんべんなくゴールを設定します。
このようにバランスよくゴールを設定することにより
無意識を活性化させ
すべての分野で成果を上げる方法が見つかるよう機能します。
ゴールはいくつあってもいいのです。
方向が全く別々のゴールを複数設定するのも良いですし、
一つのゴールに人生のさまざまな要素をバランスよく設定するのも理想的です。
職業はゴールになりえない
ゴールを聞くと、ほとんどの方は職業を言います。
「プロ野球選手になる」
「声優になる」
「医者になる」
「映画監督になる」
職業はゴールになりえません。
“どんなプロ野球選手になりたいか”
”どんな映画監督になりたいか”がゴールです。
そこからバランスを考え、
“映画監督になって社会に貢献したい”
“医者になって世界中の子供を救いたい”
などが入っていることが理想的です。
バランスが生み出すもの
このバランスがあってこそ具体的なイメージがつくりやすく
ゴールの世界のリアリティーも強まり
高いエフィカシーやアファメーションも
より効果の高いものになります。
一見ゴールが増えることにより
集中が分散してしまいそうですが、
このようにゴールをバランスよく設定することで、
よりゴール達成に近づいていきます。
先ほど紹介したバランスホイールを使い
ぜひもう一度、ゴール設定を見直してみてはいかがでしょうか。
ここまでお読みいただきありがとうございます。
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