「あの人はいつも高いパフォーマンスで仕事をこなしている」
「あの選手は常に高いパフォーマンスで活躍し続けている」
どんな会社にも、どんなプロスポーツにも
必ず一人は、このような人いるのではないでしょうか。
これは、趣味であっても、家庭内であっても同じです。
「賞を取れるレベルで趣味に講じている人」
「休日はしっかり家事をこなすお父さん」
少しピンとこないかもしれませんが、
常に高いパフォーマンスで、趣味に講じ、
休日は家庭円満のために高いパフォーマンスで家事を手伝うお父さん。
多くの人は「休日くらいゆっくりしたい」と思うかもしれませんが、
このように休日も家のことをバリバリこなすお父さんも中にはいるのです。
では、なぜそのようなパフォーマンスが出せるのでしょうか。
【目次】
コンフォートゾーンの内と外
以前にコンフォートゾーンについて書いたブログがあります。
『どんな状況でもパフォーマンスを発揮するには』
http://laughter-coaching.com/coaching/comfort-zone/self-image/
こちらのブログでは、コンフォートゾーンから外れてた時にどうなってしまうのかということを書きました。
コンフォートゾーンから外れる
おさらいすると、コンフォートゾーンから外れた場合。
例えば、スポーツ選手が、いつもとは違う環境下(アウェイ)でプレーをする時などによく起こる現象です。
サッカーですと、ピッチ(芝)が予想以上に固かったり、
選手の荷物が届いていなかったりと、
アウェイの洗礼というものを受けることがあります。
このような状況や環境を事前に把握し備えていれば良いのですが、
全く情報もない中でこのような事態に陥ると、
ほぼ確実にコンフォートゾーンから外れた状況に陥ってしまうでしょう。
そうなってしまうと、周囲の人に想像がつかないミスをし始めるのです。
肉体的な影響
肉体的な影響として、
筋肉が硬直することで運動のパフォーマンスも下がり。
これまで出来ていたプレーがほとんどできなくなるという自体にもなりかねないのです。
コンフォートゾーン内にいる人
逆にコンフォートゾーンの内にいる人というのは、
高いパフォーマンスを出します。
なにか問題が生じても、創造的無意識が勝手に解決してくれるのです。
ホーム&アウェイ
ホーム&アウェイについては以前にも紹介しましたが、
『なぜアウェイでパフォーマンスを発揮できないのか』
http://laughter-coaching.com/coaching/comfort-zone/away/
コンフォートゾーンいる時と外れたときの違いが、
ホーム&アウェイの違いということになります。
ホームとアウェイの違い
ホームにいる時とは、たとえば自分の集落で味方と一緒にいるような場合です。
図解 TPIEプログラム コンフォートゾーンの作り方 P86 より引用
一方、アウェイにいる時とは、たとえば山に狩りに出かけるような場合でしょう。
著者:苫米地 英人
発行所:フォレスト出版株式会社
この場合ですと、アウェイにいる時は、いつ熊などの動物に襲われるかわかりません。
そのような状況で、人は緊張し交感神経が優位になります。
ですので、サッカーの場合と一緒で筋肉が硬直し体が自由に動かなくなります。
また人は、このような状況下では抽象度の高い思考ができなくなると言われています。
アウェイでの生物的本能
それは、人間本来の本能が関係しています。
たとえば、熊が目の前に現れた時に抽象度の高い状態を維持してしまうと、
「この熊はもしかしたら、友好的かもしれないし襲ってこない可能性もある。よく見たら結構可愛いじゃないか。そもそもパンダだって熊だし人を襲うようなシーンを見たこと無い…」
などと考えているうちに襲われてしまいます。
抽象度が低いことで、「熊だ!」と反射的に逃げることができるのです。
つまり生物は、アウェイでは抽象度の低い本能的な行動をし、素早く行動を起こせるようにつくられています。
サッカーの話に戻すと、
アウェイではホームで徹底的に練習したことしか出来ません。
良い意味で捉えると、徹底的に練習すれば、
ホームで出来たのパフォーマンスをアウェイでも出すことができるのです。
コンフォートゾーンに引き戻される
サッカーの世界では繰り返し練習をすることで、
コンフォートゾーンから外れてところでも普段通り動けるようになります。
ただ普段の生活やビジネスの世界では、
日々、刻一刻と状況が移り変わり、
なかなか訓練し備えるということは難しいと思います。
このような状態のままコンフォートゾーンを外れてしまうと
どうなってしまうのでしょうか。
創造的無意識
創造的無意識が逆向きに働いてしまうのです。
たとえば、新しく考えたプロジェクトについて
「新しいことをやるべきではない」
「失敗するリスクのほうが高いから止めておこう」
「まだ時間はあるから、いますぐにやらなくても大丈夫だ」
など、やらなくて良い理由をクリエイティブに作り出し、
コンフォートゾーンの外から引き戻そうとします。
もちろんやったほうがいいに決まっているにも関わらず、
コンフォートゾーンの外にいることで、
創造的無意識が元のコンフォートゾーンに引き戻すのです。
ただ、この場合は、創造的無意識が逆向きに働いてしまっているため、
このプロジェクトを実行したところでうまくいかないでしょう。
「だから止めておけばよかったんだ」などと、
さらにコンフォートゾーンを狭めてしまうことにもなりかねません。
ビジュアライゼーション
ではどうすれば、創造的無意識が逆向きに働かず、
新しいプロジェクトを自分のコンフォートゾーン内として遂行できるのでしょうか。
ものすごく簡単に言うと、
そのプロジェクトをコンフォートゾーンにしてしまえばいいということです。
サッカーで言うと、アウェイをコンフォートゾーンにしてしまえば良いのです。
そのための方法として、アファメーションとセルフトークのコントロール、
ビジュアライゼーションによりコンフォートゾーンを広げることが重要となります。
ビジュアライゼーションとは、直接見ることのできないものをイメージし可視化することを言います。
このようにコンフォートゾーンを広げ
あらゆる物事やプロジェクトの内容をクリエイティブに考えることができ、
「やらなければならない」プロジェクトばかりだったはずが、
コンフォートゾーンが広がることにより
「やりたい」というプロジェクトをクリエイティブに作り出すことができるのです。
少しでも良いので意識してやってはいかがでしょうか。
自分の中での変化を感じると思います。
ここまでお読みいただきありがとうございます。
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