I×V=RのI(イメージ)について考えてみたいと思います。
まずI×V=Rとはルー・タイス・プリンシプルの方程式であり、
Iはイメージ
Vはビビッドネス(臨場感)
Rはリアリティー
を示します。
詳しくは、『イメージの再構築でゴールのリアリティーを高める』をお読みください。
みなさんは未来を想像する時に、どのようなことを頭の中で描くでしょうか。
おそらく何かしらの映像を思い浮かべていると思います。
人は映像で思考します。
その思考に基づき目標に向かって進みます。
たとえば現状の外側にゴールを設定すると、
現状の外側の映像を思い浮かべ、
その映像に向かって動き始めます。
人は思考している物事が実現していくように行動するということであり、
その思考の基点は映像ということです。
ですのでゴールを達成したいと思うのであれば、
今現在、頭の中で思い描いたことをコントロールすることが重要となります。
たとえば、「将来はこうなる」というポジティブな思考ではなく
「将来こうなりたくない」というネガティブことばかり考えてしまう人は、
そうならないための方法や行動を見つけるのではなく
「こうなりたくない」という方向にはまってしまうことがよく起こります。
その理由は現在考えていることが未来を決めるからです。
今現在考えているネガティブなことが、
自分自身のムードや環境をもネガティブな方向に作ってしまい
そのネガティブなムードや環境のリアリティーができあがってしまうのです。
皆さんは、朝起きた時にまずどのようなことを考えるでしょうか。
「月曜日…今日は最悪の日だ」
「木曜日か…一番嫌いな日なんだよな」
これに似たことを考えたことはないでしょうか。
これを自己充足的予言と言い
「今日は最悪の日だ」と思うと必ず悪い日になります。
それは、悪い日になると思うことで、
良いことに対するスコトーマが生まれ
良いことが見えなくなってしまい
悪い事へのRASがオープンになり、
その日は悪いことばかりにしか目がいかなくなるからです。
逆に、「今日は良い日になる」と考えた場合はどうでしょうか。
当然、悪いことに対するスコトーマが働き、
悪い出来事が見えなくなり、
良い出来事に対するRASがオープンになることで、
その日は必ず良い日になるというわけです。
スコトーマとは心理的盲点のことです。
人は何が重要と感じるかによって見える物事が変わってきます。
重要でないと判断したものに関しては
スコトーマ(心理的盲点)が働き一切見えなくなります。
また、RASとはReticular Activating Systemの略で
日本語では網様体賦活系といいます。
常に入ってくる大量の情報の中のどの情報を意識するかを決定する、
いわばフィルターの役割を果たしています。
また、RASとはReticular Activating Systemの略で日本語では網様体賦活系といいます。常に入ってくる大量の情報の中のどの情報を意識するかを決定する、
いわばフィルターの役割を果たしています。
詳しくは『RAS(ラス)とスコトーマの関係性』をご覧いただければと思います。
「今日は良い日だ」思うことで、
良いことだけが置きているのかと言えばそうではありません
実際に、いいことも悪いことも起こっています。
スコトーマの働きにより、
そのどちらかが見えなくなっているのです。
以前に紹介した年収の話もこの原理と同じです。
「年収1億円稼いでいる」と思うことで1億円の稼ぎ方しか見えなくなります。
ほとんどの方は、無意識的に「それは無理だ」と考えてしまい
今の年収に収まってしまいます。
ここで、I×V=Rの理論を使いより強烈なリアリティーを持つことにより、
今の年収の稼ぎ方が見えなくなり、
年収1億円を達成するために必要なことしかしなくなります。
それこそが、心が現実をつくるということです。
まずはwant toのゴールを設定し、
セルフイメージとリアリティーによりリアリティーが変化すると
そこにコンフォートゾーンが生まれ、
なことからスコトーマが外れ、
無用なことにはスコトーマが生まれます。
すると、その変化に合致するようゴールに向かって無意識が勝手に行動しだすのです。
今回はイメージについて書きましたが、
いかにそれが大切かがお分かり頂けたと思います。
まずは、現状の外側にゴールを設定する。
まだゴールが見つからないという方は、
朝起きたときの小さなことから
「今日は今までで一番良い日になるぞ」と自分に言い聞かせてみてください。
悪いことにスコトーマがかかり
良いことだけが見えることで、ゴールも探しやすい環境が作れると思います。
ぜひ毎日実践してみてください。
ここまでお読みいただきありがとうございます。
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