普段、全く無意識に
ついついやってしまう癖や習慣ってあると思います。
- 家に帰ったら特に見たいものがあるわけでもないのにテレビをつける
- 朝起きたらまず歯を磨く
- 昼食後は必ずコーヒーを飲む
- 週末はギャンブルに興じてしまう
- 相手がボケたら突っ込む? 等
【目次】
家に帰ったらまずテレビをつけてしまう
それではなぜ、私たちはこのような習慣を持つのでしょうか。
「家に帰ったらまずテレビをつける」を考えてみましょう。
テレビを付けるのですから当然、
ただ単純に「テレビを見たいから」ということが挙げられます。
その他に「なんとなく部屋が静かだと寂しいから」
などが挙げられると思います。
これらの習慣やそれに対する考え方はどのようにして起こるのでしょうか。
以前に書いたブログで『昨日までの自分が重要だと判断した情報で成り立つ』
ということを書きました。
何が重要かを決めるのは昨日(過去)までの自分ということです。
ここでいう過去とは意識的、無意識的に関わらず、
強い情動をともなった過去です。
これらの過去が自分の自我(ブリーフシステム)となるということは
以前のブログで紹介しておりますので、そちらをご覧ください。
「家に帰ったらまずテレビをつける」という習慣を持つ人は
過去に起きた何らかの情動により
そのような習慣が出来上がっているということなのです。
映画やドラマなどで憧れの俳優が帰宅後にテレビをつけるシーンを見た影響。
または、家が静かで寂しさや怖いと感じたからかもしれません。
このように過去の情動が行動として現れるわけですが、
これらは全て脳で起こることであり、
脳内に出来たパターンということです。
このパターンのことをハビットとアティテュードといいます。
ハビットとアティテュード
ハビットは、朝は歯を磨く、顔を洗うなどの行動性向
普段無意識に行っていることがハビットとなり、
アティテュードは「物事に対する考え方」
例えば「テレビをつけないと寂しい」などがアティテュードとなります。
過去の情動によりブリーフシステムが出来上がり、
アティテュードが生まれます。
そしてそのアティテュードを元に行動し
その行動を繰り返すことでハビットが生まれます。
毎日嫌な仕事ばかりで、
家に帰ると毎日必ずお酒を呑んでしまうのも
ハビットとアティテュードと言って良いでしょう。
悪いことばかりではない。ハビットとアティテュードの良い例
例えば、何らかの理由で、貧困をなくしたいというブリーフシステムが生まれ
毎日そのことについて考えることにより
ついには貧困をなくすという行動にでます。(アティテュード)
貧困について調べるとか、
少額でも良いから毎日募金するなども一つの行動でしょう。
それらを毎日続けていくと、
やがてそれがハビット習慣となるのです。(ハビット)
このハビットとアティテュード。
実はちらっと書きましたがゴールと非常に深く関わっています。
ゴールとの関係性
“世界から貧困をなくす”というゴールを持つAさんとしましょう。
Aさんはゴールに少しでも関係のあることを、とにかくやってみようと決心し、
まずは貧困地域の情報を色んな所からかき集めました。
すると多くの地域で紛争や差別により貧困に苦しんでいる人達がいることを知ります。
このときAさんの脳内で何が起きているかと言うと
貧困や紛争、差別などに関する情報の重要度が上がります。
その結果、それらに関するスコトーマ(盲点)が外れ
日々、無意識的に情報が飛び込んできます。
それがいつの間にかハビットとなっているのです。
このようにアティテュードに基づいたハビットをつくることが
ゴール達成の鍵を握ります。
なんとなくハビットとアティテュードのことや関係性。
さらにはゴールとの関係性も理解できたでしょうか。
極端なことを言えば、一度習慣化してしまえば、
あとは無意識に任せるだけです。
まずは良い習慣を身につけること
良い習慣を身につけるにはゴール設定が鍵を握ります。
ここまでお読みいただきありがとうございました。