未来のゲシュタルトを作るとは
どのようなことなのかを考えていきたいと思います。
【目次】
ゴールのリアリティーをイメージする
ゴールはすでに達成しているというリアリティーを持つことが重要、
ということを前回のブログに記しましたが、
そのリアリティーをイメージしやすいこともあれば、
イメージしにくいこともあると思います。
イメージの湧きやすい例
たとえば、「年収1億円」にリアリティーを感じるのは、
比較的簡単なのではないでしょうか、
「広い庭にプール付きの一軒家で優雅に暮らしている」
「ファーストクラスに乗ってバカンスを楽しんでいる」等
イメージが湧きやすいと思います。
イメージが湧きにくい例
では、「全世界に学校を作り、全世界レベルで子どもたちが学校に通える環境をつくる」
ということにリアリティーを感じるのはどうでしょうか。
食料も十分行き渡らないという国や
未だに戦争を行っている国があるというのに、
学校に行ってもらうということにリアリティーを感じるのは
少々難しいのではないでしょうか。
少なくとも「年収1億円」のリアリティーに比べたら
非常に難しく感じるかもしれません。
これは抽象度の問題であり、
抽象度が高ければ高いほどリアリティーを持ちにくく
イメージがしにくいということになります。
高い抽象度と低い抽象度
こちらの例でいうと
「年収1億円」は抽象度が低くイメージしやすいということになり、
「全世界に学校を作る」は抽象度が高くイメージもしにくい
ということになります。
では、抽象度の高いゴールは、
どのようにしてリアリティーをつくればよいのでしょうか。
それには、アファメーションの技術が必要となります。
それには、ゴールの途中でも良いので
すでにそこまで達成しているというリアリティーをつくり、
自分には、ゴールを達成する能力があるというリアリティーを持つことも必要です。
ゴールのイメージ
ゴールを設定し、ゴールのリアリティーを強め、
ゴールを達成している自分にリアリティーを感じることで、
現状のゲシュタルトが壊れ、ゴールのゲシュタルトが選ばれる、
それにより人はエネルギーと創造性を発揮するということを以前のブログで書きました。
エネルギーと創造性の方向性
しかし、そのエネルギーと創造性だけでは、
ゴールへ進む方向性までは生み出してくれません。
なぜなら、未来に進むことも現状に戻ることもマインドにとっては同じことだからです。
ですので、そのエネルギーと創造性をどちらの方向に向かわせるかが重要となります。
現状の強いイメージ
たとえば、年収1億円を得るための新しい発想を思いついたとします。
それに対して「人は一生懸命努力して、良い会社に就職し、定年まで働き続けるんだ」
という現状に強いイメージを持ってしまうと、
エネルギーと創造性は現状に戻るために使われてしまうのです。
未来へ向けたより強いイメージ
年収1億円ということに対して
より強いイメージを持つことができれば、
エネルギーと創造性は未来のゴールに向けて進むために使われます。
新しく描いている未来のイメージが、より強固であれば、
それは現状のコンフォートゾーンの外側にある新しいコンフォートゾーンであり、
その新しいコンフォートゾーンと現状との情報が一致しないことで、
秩序を保とうとする。
この仕組を利用し、未来のイメージをより強固にすることが重要となります。
ぜひこのことを意識しながら、
アファメーションやセルフイメージを行ってみてください。
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