朝の情報番組や雑誌などで多く目にする占い。
「今日のあなたの運勢は最悪~」なんて言われると、なんとなく1日が重たく感じてしまうものです。それが、今日1日だけなら良いのですが、今週の運勢、今年の運勢までいくと死活問題です。
以前、友人から占い師のもとで占ってもらったという話を聞きました。どうやら今後3ヶ月は非常に悪い運気に入っているらしく、その後は非常に良い方向に向かうとのこと。話はそれだけでは終わらず、とりあえずこの3ヶ月間が心配だという話題になりました。
その友人が言うには、占いを受け悪い運気に入っているということを言われてから、悪いことばかり起きてるというのです。例えば、急いでいるときに限って信号が赤になってしまい渡れなかったり。エレベータのボタンを押した瞬間に別の階に行ってしまい乗れなかったり。とにかく何かをしようとすると運悪く、が続くのだそうです。
「ちょっとまってそれって通常、誰にでも起こり得る出来事じゃない?」とは占い好きの友人には言えませんでしたが、信号が赤になってしまったり、エレベーターにタッチの差で乗れなかったりは良い運気、悪い運気に関わらず誰にでも普通に起こることではないでしょうか。
一応、言っておかなくてはいけはいのは、決して占いを批判しているわけではありません。おそらくその占い師さんは多くの勉強を重ねた上でプロの占い師として結果を報告しているのだと思います。
さて、その友人の身には、なぜ急に運の悪いことばかり起こったのでしょうか。それこそがスコトーマ(盲点)の原理なのです。
普段は気にもしない程度の運の悪いことが、悪い運気に入ったと伝えられたことで、”運が悪い”というフィルター(RAS)がオープンになり、その結果、スコトーマが外れ運の悪いことばかりを感じ取ってしまうのです。
カンの鋭い方はもうすでにお気づきかもしれませんが、この悪い運気とは逆のフィルター(RAS)をオープンしてあげたらどうでしょう。毎朝の星座占いの結果に左右されることなく、毎日が良い事だらけの日になるのではないでしょうか。